どぶろくの作り方メモ

次回の海外出張に備えて、当時のどぶろくメモを転載。あくまで海外生活用の簡易レシピ。

こうじを手に入れるため、わざわざロンドンまで出掛けていたのは良い思い出。


非常に簡単に出来るが、日本国内では個人の消費目的でも違法なので注意!!

酒飲みの海外出張中の暇潰しとしてお楽しみくださいませ。


事前準備

・米3合、銘柄はなんでもいい

・みやここうじ1パック(200グラム)

ドライイースト。日清スーパーカメリアとか金サフとか赤サフとか。1回につき小さじ1しか使わない。(金サフ・赤サフは、40円くらいで少量パックを売ってるので、2袋入れる。金サフだと落ち着いた感じ、赤サフは軽い感じになる。どちらにするかは完全に好み)

・ミネラルウォーター。2リットルのペットボトルが楽。100円くらいで売ってるやつ。

・無糖ヨーグルト。ブルガリアとかそういうの。無糖ならなんでも良い。

・日本酒か料理酒30cc、無いなら無いで良い。

・3リットル以上入る綺麗な容器。100均のタッパーか、ラップで蓋できるサイズのバケツ。

・ザルとボウルとお玉とシャモジ。ザルとボウルは完成後、絞る時に使う。プラでもアルミでも何でも良い。

・ろうと。100均ので十分。


0. 最低3リットル入る容器を、洗剤でよく洗う。煮沸消毒までは要らない。綺麗なタオルかキッチンペーパーで拭いておく。一応雑菌に弱いことになっているので(強いけど)、手と用具はよく洗う。埃っぽいところ、カビ臭いところではやらない。作業中に髪など触らない。

1. お米を3合炊く。水は炊飯器の2合の線までしか入れない。炊き上がりはかなりパサパサで、少し焦げ目も付くけど全く問題無し。日本酒または料理酒を30ccくらい入れて炊くと香りが良くなる。無いなら無いで良い。

2. 炊けたら熱いうちに容器に移す。移したらすぐに約1リットルの水を入れる。目分量で全然OK。800ccでも1500ccでも大丈夫、出来上がりが薄いか濃いかの違いだけ。混ぜるとぬるめのお風呂くらいになるはず。明らかに熱すぎるときは、お風呂くらいになるまで混ぜながら待つ。(空いたペットボトルは完成したどぶろくを入れるために保管すると良い)

3. みやここうじ1パック(200グラム)を粉々にして入れる。無糖ヨーグルトを大さじ1-2杯入れる。ドライイーストを小さじ1入れる。米粒をわざわざは潰さない感じで、混ざり合う程度に混ぜる。

4. ラップして蓋をして保管。冬場はバスタオルとか毛布とかをかける。夏場は涼しいところに置く。20-25度が目標だけど適当で良い。発酵すると物凄くガス(良い匂い)が出るので、蓋は絶対に密閉しない。ラップで蓋をして、容器の蓋は載せるだけのイメージ。

5. 1日1回、洗ったお玉かシャモジで混ぜる。米粒はわざわざは潰さない感じで。潰れても良い。

6. だいたい2-4日くらいで、3層(白・透明・白)に分かれるようになる。はっきり3層に分かれたらその日(→甘めで度数低めになる)、または次の日(→辛めで度数高めになる)に、ザルで濾して完成。カス(酒粕)を除いた液体(どぶろく)を漏斗でペットボトルに移す。1200-1500ccくらいできるはず。まだまだガスが出るので、破裂しないようにペットボトルを押して空気を抜いて、ベコベコな状態で蓋をする。

7. 冷蔵庫に入れて、早めに飲む(2-3日で無くなる)。酒粕は処分に困るので、さっさとトースターで焼いて味噌、醤油、味醂、ゴマなど適当に付けて食べる。甘酒にしようと思っていても、結局しない。どぶろくの方が美味いので甘酒に用は無い。


メモのメモ

・ヨーグルト(乳酸菌)が雑菌を食べてくれるので、おまじないとして必ず大さじ1は入れる。

・納豆菌が入るとあの風味になるので、作業直前の納豆は控える。

・はっきり3層に分かれたら、遅くとも翌日には絞る。2晩を越すと、風味が薄れ、ただの醸造アルコールになる。酔えるけど美味しくはない・・・

・自家製の宿命で、アルコール度数は分からない。感覚的にはビールより強くて日本酒より弱いので、10度くらい。甘みと酸味とネットリ感で、ごくごく飲めちゃうので注意。

酵母が生きているので、胃の中に甘いもの(米飯含む)があれば、さらに発酵する。酔いが進むしゲップが止まらない。